神奈川県 · 更新: 2026-07-30
茅ヶ崎駅周辺には、海岸や神社からカフェ・和食店まで10箇所の散歩スポットが集まっている。加山雄三とサザンオールスターズが育てた「湘南サウンド」の土地で、駅前の商店街から海岸線までがひと続きに歩ける。沖合約1.4kmに浮かぶ烏帽子岩を目印に、街と海を行き来する散歩になる。
おすすめの順路は、駅周辺(加山雄三の銅像 → サザン神社 → Brandin)から海側(茅ヶ崎館 → ウィッシュボーン → サザンビーチちがさき・柳島海岸 → 烏帽子岩 → ヘッドランド)へ抜け、東海岸北の旬楽空間 かいろう、最後に浜見平の楽園で締める流れだ。
茅ヶ崎育ちの「若大将」加山雄三の銅像。2024年に市役所前の広場に設置された。ベニヤ板で自作したボードで波に乗り、日本にサーフィン文化を広めた開拓者でもある。手に持っているのはトレードマークのモズライトギターで、市内には「雄三通り」もある。
サザン通り商店街が建立した小さな神社。『茶處 小林園』の小林さんが発起人で、サザンオールスターズのファンが訪れる。参拝時間は目安なので、通りを歩くついでに立ち寄りたい。
1999年にライブラリーカフェとして営業を始めた店。レコードや音楽関連の書籍を自由に閲覧できる。海へ出る前にこの街の音楽の厚みを紙とレコードで確かめておくと、後で見る景色が変わる。
1899年創業、3室だけの旅館。小津安二郎が脚本を書いた宿として知られる。1泊2食付き1人¥23,000〜で、2人から利用できる。散歩の途中で外観だけ眺めてもいい。
地引網漁師でもある店主夫婦が営む店。その日の朝に獲れた魚の刺し盛りは¥1,000〜、焼きニンニク入りの芋から作るポテトフライが¥500、生姜サワーは¥400。海に出る前でも後でも寄りやすい価格帯だ。
加山雄三と桑田佳祐が西海岸のサーフミュージックを日本に持ち込み、サザンオールスターズが地元の日常や夏の終わりの切なさを歌にした海岸。サザンビーチちがさきから柳島海岸へと続く海岸線が「湘南サウンド」の育った場所とされる。目の前には烏帽子岩、背後には住宅街とサーフショップが広がる。
茅ヶ崎のシンボルで、正式名称は姥島。茅ヶ崎海岸の沖合約1.4kmにある岩礁群で、岩の高さは約14.6m。磯釣りのメッカでもあり、カヤックやSUPでも渡れる。サザンオールスターズの複数の曲に「エボシ岩」「エボシライン」といった歌詞が登場する。
Tバーと呼ばれる、海岸の砂浜浸食を防ぐために造られた人工岬。その左右は絶好のサーフポイントであり、釣りスポットでもある。波を待つ人を眺めているだけでも、この街の日常が見えてくる。
魚と炭火焼きをメインに、時季のものの料理を提供する和食店。店主が毎朝平塚漁港で魚を仕入れるため、メニューはその都度替わる。とうもろこしの天ぷらは¥700。
商業施設ブランチ茅ヶ崎2にある麺の店。同じ茅ヶ崎市内の『いただきます食堂』の姉妹店。商業施設の中なので、歩き疲れた体を落ち着けて締めるのに向く。
最後にひとつ。10箇所のうち海に面するのはサザンビーチちがさき・柳島海岸、烏帽子岩、ヘッドランドの3箇所で、いずれも烏帽子岩が視界に入る。先に駅前で銅像と神社を押さえてから海へ出ると、この街の音楽と波の話がひと続きに繋がる。